必殺仕掛人が面白くて毎日見ている

いま、時代劇専門チャンネルで毎日放送してます。これがとても良い。毎日録画して見ている。

あらためて説明をした方が良いのかどうかわからないけれど、必殺シリーズの第一弾で、シリーズの中でも傑作の一つと定評のある、1972年のテレビ時代劇だ。
池波正太郎の「仕掛人・藤枝梅安」を原作にしつつ、その他の池波短編も取り入れつつ、オリジナリティも高い。必殺シリーズの中で、原作がある数少ない作品の一つ。藤枝梅安を演じるのは緒方拳。70年代の緒方拳はいつもギラギラしてて良い。人懐っこい笑顔と仕掛けの時の目力溢れる殺気との落差が良い。で、梅安が「動」なら対照的な「静」の仕掛人、西村左内を演じるのが林与一。Wikipediaを見ると当初は竹脇無我を予定していたとあるが、本当だとすると林与一で正解。やや時代ががった独特の雰囲気は、緒方梅安とのコントラストが強く出てとても良い。そして、元締め音羽屋半右衛門が山村聰。これも素晴らしいキャスティング。三者三様の雰囲気で、それぞれ格好良くて痺れる。個人的には、林与一には惚れる。ニヒルさと所作の美しさ、やや大仰な古めかしさが、ちょっと堪らない。

それ以外にも野川由美子、中村玉緒、津坂匡章(秋野大作)など、周辺キャストも良い。ゲストの悪人も良い。そして、Wikipediaの各回の欄を見るとわかるが、三隅研次や深作欣二などが監督を務めている。ああ、豪華だ。なんで昔の時代劇はこんなに豪華なのか。70年代の時代劇は素晴らしい。

これだけの要素で外す訳もないのだけれど、とても面白い娯楽時代劇に仕上がっている。あと、これも大切な要素なのだけれど、音楽の平尾昌晃が良い仕事をしている。必殺のあのテーマは、もちろんこの作品で生まれている。エンディングテーマ(劇中にもよく挿入される)の「荒野の果てに」を聴くと、平尾先生ってすごいんだなとあらためて感慨深い。

池波正太郎の世界観を残しつつも、既に独特な必殺ワールドは築かれつつあって、シリーズいろいろあるけれど、この仕掛人は絶対見ておくべきシリーズの一つじゃないかと思います。

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池波正太郎

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